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理事会2019/11/09公開

令和元年度第9回 理事会

主事項名 理事会議事録
開催日 令和元年11月 9日(土)
会場 新潟市医師会理事会室
医会担当者 広報部
議事録/
議事要旨
理事数 16名
出席理事 藤田会長、永井副会長、浦野副会長、橋本理事、岡田理事、荻荘理事、白柏理事、
佐藤理事、大滝理事、横田理事、田中理事、山本理事、西條理事、竹之内理事
欠席理事 細野理事、小田理事
議長理事 藤田会長
出席監事 熊谷監事、今野監事
代議員 新田議長
機 関 長 山添急患診療センター長

1 挨 拶 「藤田会長」 15:00〜15:10

2 協議事項 15:10〜18:00

(1)各部長からの来年度方針・重点等説明

(2)来年度事業計画提案事項協議

1)理事会会議システムの更新【総務部】「浦野副会長」
現行のi-Padでのペーパーレス会議は5年を経過し、i-Padの原価償却も終了している。またハードも機能劣化に伴う障害が出現することが予想される。そこで会議の円滑化と効率化、使用操作性の向上を目指しi-Pad Proへ機種変更する旨の提案がなされ、入替については承認され、機種については画面等も含め、予算とともに検討することとした。

2)理事会に関して【総務部】「大滝理事」
理事会の進行について検討し、全員で共有した。

3)広報Webの改良【総務部】「浦野副会長」
広報ウェブサイトのデータベース化をさらに進めるため、特定の文字列にリンクをはり、関係したHPを参照したり、PDFが閲覧できるようにする。新潟市医師会版のシンクタンクを構築する旨の提案がなされ、協議事項1)とともに導入の方向で検討することとした。

4)新潟大学医学部学生の地域医療関連実習への協力【総務部】「浦野副会長」
一般の学生を対象に、急患診療センターや在宅医療を行っている会員の協力を得て、新潟市の地域医療に関心を持ってもらい、将来的に研修先に選んでもらうため、新潟市医師会として地域医療関連実習に積極的にかかわっていくこととした。

5)事業計画における複数の部で連携している際の主管部の指定について【総務部】「事務局」
事業計画において、複数部に関連する事業については、関係部に同じ所管事業が「連携」を付記し記載されているため、責任の所在が不明確となり混乱を生じている。次年度事業計画より主管部については「〇〇部、〇〇部と連携」、協力部については「主管部に協力」と記載するよう提案がなされ、各部間でよく検討の上、理事会ではかることとした。

6)医師会報発刊50周年記念に向けて【広報部】「大滝理事」
昭和46年(1971年)4月に会報の第1号を発刊し、令和3年3月に発刊50年、600号となる。この50年を記念して特集号を作る方向で、承認された。

7)健康や病気に関する医師会記事のデータベース化【広報部】「大滝理事」
医師会員が作成した病気や健康に関する記事を収集、データベース化し、今後の医師会活動に活用し、会員にも利用いただく。
これを元に、学校医や保護者・養護教諭などに向けた健康と病気のマニュアルの作成、学校や地域における健康授業や各種講演などにもなどに活用してもらってはどうかとの提案がなされ、承認された。

8)新潟医学会への協力【学術部】「浦野副会長」
新潟医学会2020年12月12日(土)、15:00-17:00のシンポジウムのテーマ、講師、座長選定、当日の運営を行う。地域医療に密着したテーマでシンポジウムを企画する旨の提案がなされ、承認された。

9)医療事務補助者への教育【病院・勤務医部】「浦野副会長」
新潟市内の病院のクラークを対象として、実践的な講習会や実務指導を保険医療関係役員中心になって企画し、研修会を開催することを目標とし、医療事務補助者への教育体制について新潟市医師会がどのようにかかわれるか検討していくこととした。

10)多職種連携授業への協力【在宅医療部】「浦野副会長」
新潟大学医学部地域医療学講座では、保健学科、歯学部、新潟薬科大学の希望者を募集し、多職種連携の実習を行っている。この実習先として、会員の施設に協力してもらう旨の提案がなされ、承認された。

11)「新潟市医師会在宅医療診療医ネットワーク」の今後の活動について【在宅医療部】「横田理事」
新潟市医師会在宅診療医ネットワークが組織され7年が経過し、在宅医療を取り巻く環境も大きく変化している。今後の名称や規約の変更の是非、構成員や会合の内容などについて協議し、現状に沿った名称、規約に変更することについて承認された。
詳細については在宅医療・在宅ネット運営協議会で協議の上、理事会ではかることとした。

12)SWANネット初期導入費用助成について【在宅医療部】「横田理事」
1.新潟市医師会から新規加入事業所への助成額をいくらとするか
2.ストローハット社の提示した減額をどのように取り扱うか
3.新規募集をどれくらいの範囲の事業所へ、どのような方法で行うか
4.募集期間をどうするか
以上4点について協議が行われ、助成額は1事業者あたり25,000円とし、広く募集を募り、今年度限りの制度とすることとした。

13)地域医療推進室の今後の体制整備について【在宅医療部】「横田理事」
地域医療推進室は在宅医療・介護連携推進事業、医療連携系事業に加えSWANネットの推進など、様々な事業を行っている。今後、地域医療推進室で対応すべきことが、増加してくるものと予想されるため、現状について全員で共有した。
 
14)(仮称)社会保険委員会の設置について【社会保険部】「事務局」
社会保険部が所管する「仮称 社会保険委員会」を設置し、随時、勉強会を開催、診療報酬改定時には説明会での講師を務めるなど社会保険業務での指導的役割を担っていただく。また、社会保険個別指導の立会者の不在を避けるため、個別指導で理事が対応できない場合には、代理で委員が立会者を務める旨の提案があり、承認された。

15)新潟市学校医マニュアルの作成について【小児・学校保健部】「佐藤理事」
新潟市の実情に合わせた学校医の実務について概略を記載し理解していただけるハンドブック的なマニュアルを、新潟市医師会で作成し提供する旨の提案がなされ、承認された。

3 中長期的計画

1)新潟市における地域・診療科偏在の解消について【総務部】「荻荘理事」
地域で重複した診療科の開設を防ぐために外来医療機能に関する情報を集め、可視化して新潟市医師会としての「外来医師偏在指標」を毎年作成してはどうか。
外来医師多数地域における新規開業希望者への対応は地域医療構想調整会議などで検討していくとされているが新潟市版の調整会議を設立してはどうか。
同時に開業医の医業継承に関し、当会としても相談窓口を充実させたらどうか。
以上の提案がなされ、現状について全員で共有した。

2)いわゆる警察医に対する処遇改善を考える【医療安全部】「荻荘理事」
警察医の人材育成資質の向上、適切な処遇の確保を目指し、新潟大学死因究明教育センターとの連携による研修会を更に充実させたものにすると同時に、警察医に補助を行ってはどうかとの提案があり、新潟市医師会としても必要に応じて提言していくこととした。

3)ICT活用による救急体制の見直しと救急車の部分的有料化について【救急医療部】「大滝理事」
医師・病院や医療行政の大きな負担である救急医療、特に軽症患者が半数近くにおよぶ救急搬送について、今後も検討していくこととした。

4)ビッグデータを見据えての急患診療センターの電子カルテ導入に関して【救急医療部】「大滝理事」
「読み取れない」や、「誤読による調剤ミス」等のリスク排除、会計、調剤に至るまでの時間の短縮、また、データの管理も考慮し、電子カルテ導入について、今後も検討していくこととした。

5)健康教育のテーマ作りとデータベース化【小児・学校保健部】「大滝理事」
「スマホなどの電子メディア問題」「いじめと引きこもり対策」「スポーツ外傷対策」「性に関する問題」「アレルギー疾患対策」などについて、学校専門相談医の科にも加わっていただきスライドやテキストを作り、これをデータベース化し、それを使用し学校医や養護教諭が講話や授業などを行ってはどうかとの提案がなされ、具体的に進めていくこととした。

6)独自事業と内部留保の有効活用について【会計部】「荻荘理事」
・会員の技術、資質向上のための事業、医師会の存在を外部にアピールするための事業、行政に医師会としての施策を提言するための事業等の独自事業をもっとすすめたらどうか。
・当面、当会の経営安定に関わらない資金について有効的利用を考えたらどうか。
・医師会員の確保のために会費を見直したらどうか。
・大学に対する研究費について医師会の貢献をアピールできる形に見直せないか。
以上の提案があり、現状について全員で共有し、今後の検討課題とした。

7)新潟市・新潟県の財政危機に関して【会計部】「荻荘理事」
新潟市の財政窮状に協力するために急患診療センターの委託費を見直したらどうかとの提案があり、今後の検討課題とした。

8)勤務医の医師会費について【会計部】「大滝理事」
新潟市医師会から県医師会へ、そして日医に要望し、日医の会費をまず見直していただき、それに伴って県と市の医師会費も改定し、勤務医の入会を促してはどうかとの提案がなされ、今後の検討課題とした。

4 新潟市への令和3年度予算要望事項

1)認知症・うつ病予防のための補聴器助成「大滝理事」
令和2年度要望に引き続き、昨年の新潟市市議会で請願が採択された「認知症・うつ病予防のための補聴器助成」の制度化の実施を強く要望するとの提案がなされ、現状について全員で共有した。

2)学校医手当に関して「大滝理事」
学校医の業務は他の政令市と大よそ同じであり、校医としての責任感とモチベーションを高めるためにも、手当ての見直しを要望したいとの提案がなされ、現状について全員で共有した。

以上で第9回理事会を終了し、午後6時00分に散会した。